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ウィッグをきれいに長持ちさせるために!ウィッグの基本のお手入れと絡まり対策

ウィッグがわざとらしく浮いてしまう原因として、ウィッグの毛の傷みや絡まりがあります。
絡まっているとどうしても不自然に見えてしまうので、何とかして防ぎたいですよね。

ここでは、数多くあるウィッグの素材の中でも多くの人が使っている人工毛のウィッグについて、絡まり対策を含めたケア方法をご紹介します。

オーナー
比較的安価に手に入る人工毛のウィッグの材質もよくなり、より自然に見えるものが増えているんだ。とはいえ、お手入れを怠るとそれがわざとらしく浮いてしまう原因になってしまう。ウィッグのキレイな状態をキープするためには、地毛とはまた違ういくつかのコツが必要なんだ。

Contents

ウィッグの基本のお手入れ

ウィッグの状態をきれいに保つためには、まずは基本のお手入れ方法が大切です。
基本のお手入れについてきちんと理解しておくことで、より長くウィッグを使うことができます。
ウィッグには人毛や人工毛、ミックス素材など様々な種類がありますが、ここでは最も多くみられる人工毛のウィッグについてお手入れ方法を見ていきましょう。

洗い方に気を付ける

ウィッグの素材に限らず、ウィッグは丁寧に洗う必要があります。
最も大切なのは、洗う前にブラッシングをするということです。

一見絡まりがないように見えても、毛の流れが乱れ、見えない部分で緩い絡まりができている場合がほとんどです。
その状態で水に濡らしてしまうと、緩い絡まりがしっかりとした結び目になってしまい、取れにくくなってしまいます。
そのため乾いた状態でブラッシングをして絡まりを取ると同時に、毛の流れを整える必要があります。

洗う際は洗面器にぬるま湯を入れ、ウィッグ専用のシャンプーを薄めておきます。
ぬるま湯を使う理由は、水だと汚れが十分に落ちない可能性があり、温度が高すぎるとウィッグを傷めたり形状が変わってしまうことがあるためです。

ウィッグ専用のシャンプーを使用する理由は、洗濯物をシャンプーで洗わないのと同じです。
シャンプーは毛髪用に作られているため、化学繊維でできたウィッグには適していないのです。
そのため、必ずウィッグ専用のシャンプーを準備してください。

ウィッグを洗う前に、ウィッグ素材の耐熱温度についても確認しておきましょう。
シャンプーを薄めたぬるま湯の中にウィッグを入れ、押し洗いをするように優しく洗います。

その後、シャンプーの入った水を流し、新しい水を入れます。
これを繰り返すことで、シャンプー剤を洗い流してください。
その後、タオルの間に挟み、こすらずに優しく水分をふき取ります。

しっかりと乾かして保管

洗った後は、ドライヤーで乾燥させます。
熱に弱い素材の場合は冷風で乾かす必要がありますが、耐熱のものも長持ちさせようと思うなら乾かす際もできるだけ熱は与えないように気をつけましょう。

保管する際には、しっかりと乾かすことが大切です。
ウィッグは素材によって熱に弱いものもあるため、どうしてもドライヤーでしっかりと乾かすのを避けてしまいがちです。
だからと言って生乾きのままにするのはやめましょう。

ドライヤーの冷風を使用してしっかりと中まで乾かします。
生乾きの状態は、雑菌の発生やニオイの原因にもなってしまうのです。
乾かす際はウィッグセット台を活用するといいでしょう。
ウィッグの形を崩さず乾かしやすくなります。

使用後の汚れや湿気に要注意

ウィッグを乾かす必要があるのは、洗った後だけではありません。
使用した後も、意外とウィッグは湿気を含んでいる場合があるので注意が必要です。
ウィッグを保管する前には洗うのが基本です。

見た目には汚れていないと思っていても、ほこりや皮脂などが付いていればニオイや雑菌の原因になってしまうためです。
すぐに使うからそのまま保管する場合には、濡れていないと思っても冷風で軽く乾かしてから保管するようにしましょう。
湿気が多い日や雨の日に使用した場合は、翌日使う予定がある場合にも洗うことをおすすめします。

静電気が一番の大敵!

人工毛のウィッグにとって、最も避けたいものは静電気です。
人工毛のウィッグは化学繊維でできているので、洋服やマフラー、帽子など、触れるものとの素材の組み合わせによって静電気が発生しやすいという特徴があります。
静電気が発生すると見た目にも不自然に広がってしまうと同時に、絡まりやすくなり傷みの原因にもなります。

そのため、静電気を防止するための対策を行いましょう。
専用のオイルスプレーやシリコンスプレーを使用することで、静電気の発生を防ぐことができます。
他にも、洗った際に薄めた柔軟剤に浸けてから乾かすのも有効です。

NGなこととしては、保管する際にプラスチックの箱やビニール袋を使う、化学繊維のタオルやクシを使用するのも静電気を発生させる原因になるので避けましょう。

はなぶたくん
ウィッグをキレイな状態に保つには、毎日のお手入れが重要なんですね。
オーナー
そうなんだ。はじめは面倒に感じるかもしれないが、慣れてしまえば簡単なので、正しいお手入れ方法はしっかり覚えておこう。

ウィッグを絡まりにくくするためのポイント

ウィッグを使う上で注意したいのが、ウィッグの絡まりです。
人工毛なので、一度絡まってしまうと取れにくい、場合によってはその部分を切らなければならないこともあります。

そんな事態にならないために、普段から絡まりにくくなる工夫をしておきましょう。

ブラッシングは小まめに行う

ウィッグを絡まりのない状態できれいに保つためにとても大切なのがブラッシングです。
ブラッシングをすることで、毛の流れを整えて絡まりを予防できます。

逆にブラッシングをしなければ、見た目にわからない絡まりの原因を放置することになり、それが絡まりにつながってしまうのです。
とはいえ、ブラッシングをすれば何でもいいというわけではありません。
人工毛のウィッグの素材は、プラスチック系のクシを使用すると静電気が発生して、逆に素材を傷める原因になってしまうのです。
そのため、ウィッグ専用の金属製のクシを使うようにしましょう。

ブラッシングする際には、見た目に絡まりが分からない場合でも、毛先から少しずつほぐし、徐々に根元に近づけていきます。
いきなり根元からブラッシングをすると、絡まりがある場合には更に悪化させてしまうため注意しましょう。

ウィッグ専用のクシを使うのには、静電気や絡まり以外にも、頭皮の汚れやほこりをウィッグにつけないという目的もあるので、ウィッグに使うクシは普段地毛に使うものとは分けるようにしましょう。

柔軟剤を使用する

普段の洗濯の仕上げに使用する柔軟剤には、繊維に弾力を持たせ滑らかにする役割があります。
この役割が、ウィッグのお手入れに効果を発揮するのです。

さらさらに仕上げたいなら、特にシリコン入りの柔軟剤がおすすめです。
柔軟剤を薄めたぬるま湯にウィッグを30分~1時間程度浸けてからそのままタオルで優しく水分をふき取り乾かせばOKです。
柔軟剤というのは洗濯の仕上げに、すすぎをしない前提で作られています。

そのため洗い流す必要はなく、すすいでしまうことで効果が落ちてしまうのです。
ただし、使用する際には洗濯に使用するのと同様の濃度になるように、調整するようにしましょう。
濃度が濃くなってしまうと、肌に刺激になる可能性もあります。

柔軟剤の強い香りが気になる場合には、洗い流すのではなく香りの優しい柔軟剤を選べばいいでしょう。

専用のウィッグケアアイテムを活用する

ウィッグの絡みを防止するためには、ウィッグケアアイテムを活用するのも効果的です。
シリコンスプレーやオイルスプレーなどを上手に活用しましょう。

これらのケアアイテムは、絡みを防止するだけでなく、ウィッグを好みの見た目に整えてくれます。
ウィッグのツヤが出すぎて不自然に感じるなら、マッドに見せる効果のあるシリコンスプレーがおすすめです。

逆にツヤを出したいならオイルスプレーを活用すればいいでしょう。

保管・持ち運び方法に気を付ける

ウィッグをせっかくきれいに洗ってお手入れをしても、収納方法が悪いと形が崩れたり絡まったり、ウィッグが傷む原因になってしまいます。
ロングのウィッグは、そのまま保管するのではなく何ヵ所か束ねておくことで、絡まりを防ぐことができます。

とはいえ、ゴムを使用するとウィッグに負担がかかってしまうため、静電気を起こさない綿などの素材の紐やリボンで優しく結ぶのがおすすめです。
ウィッグをそのまま箱に入れることで、箱との摩擦でウィッグの表面の形が崩れてしまうこともあります。

それを防止するため、保護ネットなども活用すればいいでしょう。
保管する箱を選ぶ際にも、ウィッグとの組み合わせで静電気が起きるものは避けるようにします。
ウィッグ専用ケースなどを活用してもいいですね。

はなぶたくん
ウィッグを絡まりにくくするにはコツがあるんですね。
オーナー
どれも普段のお手入れにひと手間加えるだけの簡単なお方法だね。このひと手間が、ウィッグの絡まりを防止してキレイな状態を保つポイントなんだ。

一度絡まってしまったウィッグはどうすればいい?

ウィッグは、絡まりがひどくなってからそれを取ろうとすると、大変です。
そのため、できるだけ絡まらないよう、普段からお手入れや対策をすることが大切です。

では、万が一絡まってしまったらどのように対処すればいいのでしょうか?

ウィッグ専用のオイルスプレーを使う

ウィッグが絡まってしまった場合、絶対にしてはいけないことはそのままの状態で洗ってしまうことです。
絡まった状態で水に濡らすと、絡まりが余計にひどくなり取れなくなってしまいます。

そのため、もし水分がある場合にはできるだけ触らないように、緩い冷風で乾かしてから対策をしましょう。
絡まっている部分を中心にウィッグ専用のオイルスプレーを使用します。
オイルスプレーが毛の表面を滑らかにし、コームが通りやすくなるのです。

ブラシではなく目の粗いコームを使う

絡まりをほぐす際には、できるだけ目の粗いコームを使用しましょう。
初めから目の細かいブラシなどを使用してしまうと、通りが悪く絡まっている部分がきつく結び目になってしまうこともあります。

毛先から少しずつ、毛を引っ張るのはNG

絡みがある場合も、そうでない場合も、ウィッグをコームでとかす際には、毛先から順に行いましょう。
ウィッグを一束取り、毛先から少しずつコームを通し、徐々に根元に移動しながら毛の流れを整えていきます。

絡まりがある部分に関しては特に慎重に行いましょう。
この際、強く引っ張ってしまうと繊維を傷つけてしまいます。
一度傷ついた繊維は元には戻らず、チリチリとした状態になってしまうので、注意しましょう。

絡みがひどい場合にはオイルスプレーを追加しながら少しずつとかしていきます。
それでもどうしても結び目になってしまい取れない場合には、ダマの部分にできるだけ小さくハサミを入れます。
そうすることで、ダメージを最小限にすることができるのです。

はなぶたくん
人工毛のウィッグは一度絡まってしまうと大変なんですね。
オーナー
そうだね。人工毛は地毛に比べて絡まりやすく、絡まったら取れにくいんだ。だから地毛と同じように根元からクシでとかし強く引っ張ってしまうと、ダメージを与えてしまう。絡まったら根気よく少しずつほぐしていこう。

まとめ

いかがでしたか?
毎日のお手入れにひと手間加えるだけで、ウィッグを何倍も長持ちさせることができます。
ウィッグがひどく絡まってしまうと、その部分を切らないとどうしようもなくなってしまうこともあります。
ひどい場合には、あきらめて手放すこともあるでしょう。
ですが、焦らずきっちりケアをすることで復活させられる可能性もあるのです。

正しいお手入れ方法を覚えることで、ウィッグは何倍も身近で手軽に使える存在になります。
ウィッグを活用してオシャレを楽しみましょう。
使いやすいと話題のHANABUSAのウィッグやケア製品もぜひチェックしてみてくださいね。

オーナー
ウィッグの人工毛の性質を理解した上でお手入れすることで、ウィッグを長持ちさせることができるんだ。面倒に思わず、日々丁寧にお手入れしたいね。ウィッグ専用グッズも 上手に活用しよう。

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