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髪を触る女性

髪の毛が痩せる7つの原因を知って髪を太く逞しくする方法

ツヤやハリがなくなり、ボリュームダウンしてしまう髪痩せ。とある調査によると、50代女性の髪に対する悩みの第一位は「白髪が目立つ」、次いで第二位「髪にハリ・コシがない」、第三位「髪にボリュームがない」となっています。

今回は、悩んでいる方も多い髪痩せについて説明したうえで、その原因を紹介し、髪を太くする方法を解説していきます。この記事を読めば何故髪痩せしてしまうのか分かるようになるでしょう。

はなぶたくん
髪の毛が痩せるのって、一体何が原因なんでしょうか。

オーナー
髪痩せには7つの原因があるんだ。髪痩せとは何なのか、その原因と改善策について詳しく見ていこうか。

Contents

髪にツヤやハリがなくなりボリュームダウンしてしまう髪痩せ

髪痩せとは、髪にツヤやハリがなくなり、ボリュームダウンしてしまうことを指します。主に加齢により髪が痩せてくる女性が多いようです。この痩せ髪を放置しておくと「薄毛」になってしまう可能性が高くなります。

男性ホルモンの影響でヘアサイクルが狂い髪の毛が細くなる

髪の毛が細くなるのには、男性ホルモンにある「テストステロン」が大きく関わってきます。このホルモンは酵素の働きでDHT(ジヒドロテストステロン)という更に作用が強い男性ホルモンに変換されるのですが、この作用が髪の毛に悪い影響を与えてしまうのです。発毛に関わる毛乳頭(毛母細胞に栄養を与える役割がある、毛の根元にある毛球)を委縮させてしまい、毛母細胞の成長を抑えてしまうのです。

髪はヘアサイクルという髪が生え変わる周期を繰り返していくことで、量を保ちます。1日50〜100本程度の抜け毛であれば正常な証拠です。このヘアサイクルは成長期・退行期・休止期の3つの段階からなりますが、DHTの作用はこのサイクルを狂わせて異常を生じさせます。

髪が成長する成長期が短くなってしまい、髪が細く柔らかいまま退行期・休止期入ってしまい、髪が細いまま抜け落ちてしまうサイクルが繰り返されるようになるのです。これを毛髪のミニチュア化と呼ばれています。

髪が痩せてしまう7つの原因

髪が痩せてしまう7つの原因

髪が細くなる仕組みについては理解できたでしょうか。次は髪が痩せてしまう原因について7つ紹介していきます。

1. 髪痩せの原因となる男性ホルモンの働きには遺伝が関係する

テストステロンがDHTに変化させ、どのくらい活発に働くかは両親の遺伝によって決定すると言われているため、髪痩せの原因として遺伝が関係しているのは事実です。男性ホルモンに対してどのくらい体が反応しやすいのかなどは遺伝子検査によって調べることも可能です。

しかし生まれつきの髪の細さ・柔らかさのせいだけが抜け毛や薄毛の原因ではなく、後述する生活習慣などが大きな要因と言えるでしょう。

2. 加齢によって血行が悪くなり髪が栄養不足に陥る

髪痩せの原因として、自然現象である加齢も挙げられます。年齢を重ねていくごとに頭皮の毛細血管が老化して、血行が悪くなってしまうのです。血行が悪くなってしまうと、髪を育てる働きを持つ毛母細胞に栄養が行き渡らなくなってしまい栄養不足に陥り髪が成長しにくくなってしまいます。その結果、髪が細くなってしまうのです。

加齢によって髪が細くなる・薄毛になるのはある程度仕方ないことかもしれませんが、日ごろの生活を見直していくことで、髪痩せを最低限に抑えることは可能です。「年だから仕方ない」と諦めないようにしていきましょう。

3. 紫外線でキューティクルが剥がれ髪の保護機能が弱まる

紫外線がお肌に悪いということはほとんどの人が知っていると思いますが、頭皮や髪の毛にもダメージがあることは知っていたでしょうか。お肌の場合はシミなど目に見えてダメージがわかるかもしれませんが、髪のダメージはなかなか気づかないことも多いです。

紫外線に当たってしまうとキューティクル(髪を守るバリアのようなもの)が剥がれてしまい、髪の保護機能を弱めてしまいます。外出する時は日傘や帽子などをかぶって髪に紫外線が当たらないようにしておきましょう。

4. 熱や自然乾燥によって髪に必要なたんぱく質や水分が外に流れる

ヘアアイロン

ドライヤー・ヘアアイロン・コテなどを使いすぎてしまうのも痩せ髪の原因となってしまいます。熱によってキューティクルが剥がれてしまうので、髪に必要なたんぱく質や水分が外に流れてしまい、髪が細くなってしまう原因になります。また、熱すぎるお湯で髪の毛を洗うのも同様にキューティクルが剥がれる要因の1つなので注意しましょう。

熱によってキューティクルが剥がれるのであれば自然乾燥なら問題ないのか?と考える方もいるかもしれませんが、ドライヤーやヘアアイロンよりも自然乾燥の方が髪に与えるダメージは大きいです。髪を濡れたまま放置しておくとキューティクルが広がったままになるので、そこから髪に必要な栄養が外に出て行ってしまい髪痩せの原因となります。

5. 偏った食生活などによる血行不良で髪へ栄養が届かない

髪に必要な栄養は血液によって運搬されます。その為、血液の流れが悪いと髪の成長に必要な栄養が十分に届かず、髪が細くなってしまう原因となります。

血行不良としては加齢によるものもありますが、それ以外にも食生活が大きな要因と言われています。脂肪分の多い高カロリーな食事をとり続けてしまうと血液がドロドロになり血行が悪くなってしまうのです。またビタミンやミネラルの摂取不足も髪痩せの原因となります。

この他にも過度な飲酒はアルコールを分解するためにミネラルが多く消費されてしまう為、髪に栄養が行き届かなくなってしまいますし、喫煙や運動不足も頭皮の血行不良の原因となります。

6. 睡眠不足や閉経によってホルモンバランスが乱れる

発毛と成長には成長ホルモンが大きくかかわっています。これが乱れてしまうと髪痩せの原因となります。ホルモンバランスは睡眠の時間と質に大きく関係しており、午前10時から午前2時。または寝入り3時間がゴールデンタイムと言われています。この時間帯に質の高い睡眠を取ることが非常に重要になります。

この時間帯にしっかりと寝ることで成長ホルモンが多く出て髪の毛も太く成長していくのです。女性は男性と比べて薄毛が少ないと言われていますが、これは女性ホルモンのおかげです。しかし睡眠不足や栄養不足によりホルモンバランスが乱れてしまうと髪痩せの原因となります。

また、妊娠中や閉経後に髪の毛が細くなってしまうのは女性ホルモンが減ってしまい、バランスが変化するからです。ただし、男性ホルモンは抜け毛の原因の一つではありますが、ホルモンバランスが取れている場合は髪の毛の成長に良い影響を与えてくれます。男性ホルモンが絶対に悪いというわけではありませんので覚えておいてください。

7. 過度なダイエットなどで新たに生えてくる髪に栄養がいかない

髪痩せの原因として無理なダイエットも1つの要因です。髪の毛の寿命は2〜6年程度と言われています。無理なダイエットは、すぐに影響はなかったとしても数年後に新たに生えてくる髪が細くなっていたり、薄くなっていたりする可能性が高くなります。

極端に食事量を減らしてしまったり、急激に体重を落としたりしてしまうと、摂取した栄養は内臓に優先して送られてしまい頭皮に栄養がいかない為、髪が細くなりやすいのです。ダイエットを考えている方は、1か月間に落として良い体重は自分の体重の5%以内と考えましょう。

髪を太くするための5つの方法

髪を太くするための5つの方法

髪痩せしてしまう原因については理解できたでしょうか。遺伝や加齢だけではなく、生活習慣や日々の食生活が髪に大きく関わっているのです。次は痩せてしまった髪を太くしていく方法について詳しく紹介していきます。

1. 髪に良いと言われる成分を積極的に取り入れる

もともと髪が細い体質の人が劇的に太くすることは難しいですが、髪に良い成分を積極的に摂り入れることで太くなる可能性があります。髪の毛を太くするのに有効な成分としては「コラーゲン」「亜鉛」「エクオール」などがあります。

コラーゲンは発毛と密接な関係がある「毛包幹細胞」を維持するために必須と言われています。また、「ビチオン」という成分を摂ると、コラーゲンの生成を促す効果もあるとされていますので、コラーゲンと一緒に摂取すると更なる効果が期待されます。

亜鉛は食事で摂取したたんぱく質を筋肉・臓器・髪の毛などに変える働きを持っており、AGAの原因ともいわれている「5αリダクターゼ」の働きを抑制する効果があると言われています。ただし、亜鉛などを摂取しすぎると貧血や神経障害の恐れもありますので、バランスよく摂るのが良いでしょう。

エクオールは、大豆製品を食べることにより体の中に存在している腸内細菌の力によって作られる成分です。この成分には女性ホルモンに似た働きをして男性ホルモンのアンドロゲンを抑える働きがあるとされており、薄毛予防に期待され話題を呼んでいます。

2. 生活習慣・食習慣を見直してみる

脂肪分が多いものや睡眠不足などによるホルモンバランスの崩れは、髪の毛が細くなってしまう原因の1つであることを紹介しました。

髪痩せの原因がこれらの場合は、生活習慣や食生活を見直すことで改善する可能性が高いです。脂肪分が多いものを食べているのであれば、ビタミンなどが豊富に入った野菜を食べる、運動不足であれば30分程度のジョギングを行うなど、積極的に行ってみましょう。

特に女性の場合は、生活習慣や食生活を改善することで乱れたホルモンバランスが整い、男性と比べて早く元気で太い髪に戻っていきやすいです。

3. 頭皮マッサージや育毛剤で血行を良くする

ヘッドマッサージ

頭皮をマッサージすると、血流が良くなり毛乳頭や毛母細胞に栄養が行き渡りやすくなります。髪の成長活動に良い結果をもたらしてくれるので、髪痩せの改善が期待できます。

また育毛剤や育毛トニックを上手に活用することもおすすめです。薄毛になってから使うものばかりではなく、将来の髪痩せリスクに備えたものも存在しています。このような商品には血行を促進する成分が入っていますので、頭皮の血流を良くして髪痩せを予防してくれるでしょう。

4. 軽い運動や半身浴をしてストレスを溜めない

日常生活においてストレスは切っても切れない部分が多いですが、溜めすぎてしまうとホルモンバランスが崩れてしまう原因となってしまいます。できる限りストレスを発散できるように心がけましょう。

ストレス解消方法は人それぞれ違うかもしれませんが、血行改善にも役立つストレスの解消方法としては「ウォーキングやストレッチなどの軽めの運動」「十分な睡眠」「半身浴でゆっくりと体を温める」などがあります。

この他にもスポーツや読書など、自分に合う趣味を見つけてストレスを溜めないようにしていきましょう。

5. シャンプーやトリートメントを変えてみる

シャンプーやトリートメントの中には石油系や高級アルコールが含まれているものが多いです。これらは低コストで製造できる為安価で手に入りますが、肌への刺激が強く頭皮や髪に洗い残しがあると悪影響を及ぼしてしまいます。

一方アミノ酸系シャンプーは、髪と同じ成分であるため頭皮や髪に優しく、悪影響が少ないです。シャンプーやトリートメントが合っていないと感じた場合は、一度アミノ酸系に変えてみるのも一つではないでしょうか。

まとめ(髪の毛のことで悩んだらプロに相談してみよう)

はなぶたくん
髪痩せの原因ってたくさんあって、いろんなことに気を付けないといけないんですね。

オーナー
そうだね。遺伝や加齢だけでなくホルモンバランスの乱れ、食生活などの乱れでも髪が細くなってしまうんだ。

はなぶたくん
自分で気を付けないといけないのはわかりましたが、なんだか忘れてしまいそうです。

オーナー
そんな時は専門家などのプロに相談すればいいよ。

遺伝や加齢以外にも、日々の生活習慣が原因で髪にボリュームがなくなってくることがあります。また、紫外線などに当たってしまうと髪を守る役割のあるキューティクルが剥がれて栄養が外に出てしまい、髪が痩せてしまいます。

髪が細くなってしまったと悩んでいる方、ボリュームがないと感じている方は日々の生活などを見直すのも良いですが、プロに相談してみるのも一つの手です。髪について日々勉強をしている美容師なら、一人ひとりに適したアドバイスをくれるはずですよ。

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